講座について

「プラチナ社会」総括寄付講座

 本総括寄付講座は、東京大学が部局横断で全学的に取り組む寄付講座として環境・エネルギー、健康・医療、地方創生等の課題を解決する「プラチナ社会」を実現するための、理論的背景の整理、知の構造化による課題解決のフレームワークづくり、普及展開方策等に関する研究を行います。

 本講座は、2012年4月に第Ⅰ期として、株式会社地球快適化インスティテュート、日本電信電話株式会社、富士フイルムホールディングス株式会社、三井不動産株式会社、株式会社LIXILの5社のご寄付により、総長室に設置されました。2015年11月には信越化学工業株式会社も新たにご参画頂き、2017年3月末を以て第Ⅰ期活動を終了しました。

 2017年4月には第Ⅱ期として、株式会社地球快適化インスティテュート、三井不動産株式会社、信越化学工業株式会社、オリックス株式会社、積水ハウス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社の6社のご寄付により、活動を開始いたしました。


 本講座では、実際の社会課題(ニーズ)と技術および学術知識(シーズ)の体系化と、それらを社会が「将来の在るべき姿」(ビジョン)と関連づけるための構造化の、方法論を探究しています。対象となる各主体の調査からそもそも本来あるべき状態がどのようなものかを解析していくトップダウン型アプローチと、既に得られている結果が蓄積された大規模データから状態を把握するための知識を抽出するボトムアップ型アプローチの双方からの研究を進めつつそれらを統合し、社会課題解決のためのフレームワークづくりを行います。

 本講座では研究成果の「社会実装」を特に重視し、社会課題解決のフレームワークが実際に各実施主体において実装できるように、社会実装の方法論の研究も行っています。そのために、複数のフィールドにおいてケーススタディを行うとともに、実際に社会実装を支援するツールとなるソフトウェアシステムの設計、構築および評価を行います。また、それを利活用し運用を行うための産学公民のロールモデルを提案することで同様な課題を抱える他の主体への展開可能性を高めていきます。

 本講座の研究成果は社会へと発信されていくことで価値を高めていく必要があります。そのためにシンポジウムやワークショップなどによるアウトリーチ活動を行い、さらに俯瞰的視座に立ち研究成果を社会実装できる企画・研究人材の育成を行い、社会へと発信・導入していきます。