自然と共生するスマートエコアイランド 種子島シンポジウム


開催概要

  高齢化や少子化、地方の過疎化と産業の衰退、そして気候変動や生態系の破壊など 現代社会における諸問題は離島で先鋭化しています。本講座が研究活動を行っている種子島において、 島内の自治体と共催でシンポジウムを開催しました。島内外から165名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。

 講演として、学術からは、自然共生社会の実現、地域資源の利活用に関する基調講演と、 種子島のスマートエコアイランド構想を述べる展望講演を行いました。島内からは、 この構想の中核をなす経済活動としてのサトウキビ産業に関する展望講演が行われました。 講演の後には、島の課題と展望について講演者と島内の代表者によるパネルディスカッションが行われました。

 また、これまでの島内の議論を踏まえ、さらに豊かな地域資源と最先端の科学技術を 活かして持続可能な未来を共に描き、その未来を実現していくための出会いと学びの場として 「種子島 発芽フォーラム」がこのシンポジウムにおいて発足しました。


 

日時
2014年8月2日(土)13:00~17:00
場所
ホテルニュー種子島 コンベンションホール(鹿児島県西之表市)
主催
東京大学総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座、種子島 発芽フォーラム設立準備会
共催
東京大学 サステイナビリティ学連携研究機構 スマートエコアイランド研究拠点、西之表市、中種子町、南種子町
後援
鹿児島県熊毛支庁
協賛
農研機構 九州沖縄農業研究センター

パンフレット 開催案内 講師略歴

プログラム

シンポジウム趣旨説明 講演資料要旨(0.5MB)
大久保 達也(東京大学 総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座 代表、大学院工学系研究科 副研究科長、化学システム工学専攻 教授)


【基調講演】「自然共生社会の実現を目指して」 講演資料要旨(3.1MB)
武内 和彦(国連大学 上級副学長/東京大学 国際高等研究所 サステイナビリティ学連携研究機構 機構長・教授)


【基調講演】「地域資源の利活用システムを設計する」 講演資料要旨(4.9MB)
福士 謙介(東京大学 スマートエコアイランド研究拠点 代表、国際高等研究所 サステイナビリティ学連携研究機構 教授)


【展望講演】「種子島におけるスマートエコアイランドビジョン」 講演資料要旨(2.5MB)
菊池 康紀(東京大学 総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座 特任講師)



【展望講演】「スマートエコアイランド種子島の中核的経済活動としてのサトウキビ産業 - 製糖工場が種子島の食料・エネルギー供給の拠点になる日 -」 講演資料要旨(2.5MB)
杉本 明(サトウキビコンサルタント)



総合質疑・パネル討論会
モデレータ:
 福島 康裕(東北大学大学院工学研究科化学工学専攻 准教授)
パネリスト:
 長野 力 (西之表市長)
 梶原 弘徳 (南種子町長)
 日高 義人 (種子島森林組合 参事)
 樽本 祐助 (農研機構 九州沖縄農業研究センター 上席研究員)
 武内 和彦 (国連大学 上級副学長/東京大学 国際高等研究所 サステイナビリティ学連携研究機構 機構長・教授)
 福士 謙介 (東京大学 スマートエコアイランド研究拠点 代表、国際高等研究所 サステイナビリティ学連携研究機構 教授)
 菊池 康紀 (東京大学 総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座 特任講師)